堀川学派(ほりかわがくは)
伊藤仁斎が創始し,子の東涯(とうがい)・梅宇(ばいう)・蘭嵎(らんぐう)ら兄弟により家学として継承された儒学派。名称は私塾古義堂のあった京都の地名による。17~18世紀に最盛期を迎えた。一門に並河天民・北村可昌・穂積以貫らがいる。程朱学を批判して大きな反響をよび,門人は全国各地から集まった。常陸国水戸藩の「大日本史」編纂関係者も多い。史料批判や礼楽(れいがく)制度の歴史的研究は,後世に大きな影響を与えた。京都上層町人や公家との関係が深い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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