ホモ・サピエンス
18世紀の植物学者C.リンネが「自然の体系」のなかで二命名法による体系的な生物分類を行ったときに人類に与えた学名。知恵のあるヒトを意味する。現在では現生の全人類ばかりでなく,旧人以降の化石人類もすべてホモ属サピエンス種に属すると考えられている。旧人と新人とをわけるときは,前者を古型ホモ・サピエンス,後者を現代型ホモ・サピエンスとよぶことがある。また亜種のレベルで,ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス,ホモ・サピエンス・サピエンスとよびわけることもある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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