条約にもとづきほかの国家との間に保護関係を形成し,対外関係の処理を委ねて保護される地位にある国家。日本は1905年(明治38)11月の第2次日韓協約によって韓国を保護国としたが,名目的な独立の維持と韓国への列国の干渉の排除がその目的であった。保護国化に際しては欧米各国の制度・前例を調査し,また桂・タフト協定,日英同盟,日露講和条約などにより列国の事前承認を得ることに努めた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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