北清事変(ほくしんじへん)
義和団事変とも。1900年,中国でおこった義和団の乱を列国連合軍が鎮圧した戦争。義和団が6月北京の列国公使館区域を包囲したため,日・英・米・仏・露・独・伊・オーストリアの8カ国連合軍が組織され,8月北京に入城して列国外交官・居留民を救出した。日本はイギリスの要請に応じ大軍を派遣,この機に乗じ厦門(アモイ)占領を図ったが失敗。01年9月北京議定書を結び,清国は賠償金支払いと列国の駐兵を承認。ロシアは鎮圧名目で満州占領を継続し,日露戦争の一原因となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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