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墨書土器(ぼくしょどき)

土器に文字や記号を墨で書いたもの。古代においてとくに顕著であり,古代社会をみていくうえでその意義が大きい。多くの場合,1ないし2文字しか記されないので,その意味するところは容易には決めがたく,おそらく多様であろう。たんに土器の所有を示すものととらえるのではなく,祭祀や儀礼にともなって記されているという点も重視しなければならない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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