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北山抄(ほくざんしょう)

平安中期の儀式書。藤原公任(きんとう)撰。10巻。巻8・9は婿の藤原教通のために編纂したといわれる。巻1・2は年中要抄上下,巻3・4は拾遺雑抄,巻5は践祚抄,巻6は備忘,巻7は都省雑事,巻8は大将儀,巻9は羽林要抄,巻10は吏途指南と題されている。裏書には後人の追記したものも多いが,貴重な内容を含む。巻10は公任自筆の草稿本が現存する。「新訂増補故実叢書」「神道大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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