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法輪寺(ほうりんじ)

三井(みい)寺・御井寺・法琳寺とも。奈良県斑鳩(いかるが)町にある聖徳宗の寺。妙見山と号す。622年(推古30)聖徳太子の病気が治るよう祈願し,子の山背大兄(やましろのおおえ)王らが発願したとする説などがある。法隆寺式伽藍配置をもっていたが,1645年(正保2)大風で金堂・講堂などが倒壊し,三重塔も1944年(昭和19)落雷で焼失した。寺宝の飛鳥時代の木造薬師如来坐像・木造虚空蔵(こくうぞう)菩薩立像や,平安前期の木造十一面観音立像は,ともに重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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