7世紀末建立の日本最古の木造塔。建築様式は金堂と似るが,雲形(くもがた)組物に筋彫りがないことなどから,金堂より降ると推定されている。心礎を地中にすえ仏舎利(ぶっしゃり)を安置し,心柱をたてる。初重には裳階(もこし)がつき,内部に須弥壇(しゅみだん)と須弥山(しゅみせん)を作り塑像(そぞう)を安置。須弥壇には早い時期の改造がある。高さ32.6m。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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