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法務省(ほうむしょう)

法務行政を所掌とする中央官庁。1952年(昭和27)8月1日設置。47年5月3日の日本国憲法施行にともない,検察機能を除く裁判所を司法省から分離した。司法省の残存部分は法務行政を担ったが,翌年2月15日占領軍の指示のもと法制局と合併し,政府の最高法律顧問府である法務庁となった。49年6月1日法務府と改称。52年法制局を内閣に分離して法務省が設置された。内部部局として大臣官房・民事・刑事・矯正(刑の執行)・保護(更生保護)・訟務(国に関係する訴訟)・人権擁護・入国管理の各局が,外局として司法試験管理委員会・公安審査委員会・公安調査庁がおかれた。機構上は検察庁もこれに属し,法務大臣は検事総長に対して指揮権を発動できる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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