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奉幣(ほうべい)

「ほうへい」とも。神や山陵に幣帛(へいはく)を奉ること。諸社の祝部(はふりべ)らが幣帛をうけとりにくる班幣とは区別され,幣帛使(奉幣使)が諸社・諸陵に遣わされる場合をいう。神に対する奉幣の場合,掌侍が神祇官に赴いて幣帛をつつみ,天皇が臨見してから幣帛使に付された。また奉幣には宣命(せんみょう)がともなうことが多く,これも幣帛使に付される。幣帛使には五位以上の人があてられるが,神社によって特定の氏人に定まっている場合もある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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