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紡錘車(ぼうすいしゃ)

繊維に縒(より)をかけて糸に仕上げ,これを巻きとる道具。糸を巻きとる軸にはめられ,軸の回転を長く保つための弾み車の役割をはたす。材質は石・骨・木・鉄のほか,土器片や土製品もある。一般に扁平な円盤状のものだが,断面が台形をしたり,算盤玉(そろばんだま)形をしたものも多い。日本では縄文晩期にはじめて出現。奈良時代には鉄製の軸に鉄製の弾み車をつけた鉄製紡錘車が流行した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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