北条氏政(ほうじょううじまさ)
生没 1538~90.7.11 戦国期~織豊期の武将。相模国小田原城(現,神奈川県小田原市)城主。戦国大名後北条氏4代。武田信玄の女婿。永禄初年家督をつぐ。父氏康の後見をえて上杉謙信・里見義弘らと戦い,北関東にも勢力をのばした。1569年(永禄12)氏康の主導によって謙信と結び信玄と敵対したが,71年(元亀2)氏康が死ぬと,武田氏との同盟を回復。しかし78年(天正6)以後再び敵対,79・80年武田勝頼と駿河国黄瀬川(現,静岡県沼津市)で対陣。同年子氏直に家督を譲る。90年豊臣秀吉の関東出兵(小田原攻め)をうけ,小田原城に籠ったのち降伏,切腹した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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