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法皇(ほうおう)

法王とも。上皇が出家した場合の称。太上(だいじょう)法皇の略称で,禅定仙院(禅院)とも称した。899年(昌泰2)仁和寺で出家した宇多上皇が初例。院政を確立した白河・鳥羽・後白河の3上皇は,いずれも出家し法皇として権勢をふるった。以後,江戸時代の霊元上皇まで多くの上皇が法皇となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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