保安隊(ほあんたい)
警察予備隊の後身。1952年(昭和27)7月公布の保安庁法により8月保安庁が設置され,同年10月15日警察予備隊を保安隊と改称,定員を7万5000人から11万人に増強した。日本の平和・秩序の維持,人命・財産の保護を任務とするもので,独立回復・日米安全保障条約締結を背景に,治安維持を任務とする警察予備隊にくらべて国家防衛の側面が強まった。なお同年海上保安庁内に設置された海上警備隊も警備隊と改称,保安庁の管轄下に入った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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