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院展(いんてん)

日本美術院展覧会の略称。1898年(明治31)に設立された日本美術院は,同年から春秋2回展覧会を行った。前期日本美術院の展覧会は,日本絵画協会と実質的な主力メンバーが同じだったため,両会合同で行われ,むしろ絵画共進会の名でよばれている。展覧会の名を「院展」の名称でよぶのは,通常1914年(大正3)以降の再興日本美術院の展覧会についてである。回数も14年の再興第1回院展以降の通算で数えられる。45年(昭和20)から小品展も開催し,59年第14回から春季展と改称された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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