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院政時代(いんせいじだい)

日本史の時代区分の一つ。退位した天皇が朝政を主導する院政が,国政の基本形態として確立したことを指標に設定された。始期は1086年(応徳3)の白河院政開始とされるが,後三条天皇の延久新政(1068~72)を含む場合もある。終期はふつう鎌倉幕府の成立とされるが,朝廷と幕府の基本関係が固まる承久の乱後の後鳥羽院政終了時(1221)とする考え方もある。荘園公領制の確立,国制での武家の地位向上などの点から,中世的秩序が確立した時代といえる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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