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岩戸山古墳(いわとやまこふん)

福岡県八女(やめ)市吉田の八女古墳群中にある古墳後期の前方後円墳。周濠・周堤を含む総長170m,墳長135m,後円部径約60m,高さ18m。前方部も同高で幅はもっと広い。2段築成。埋葬主体は未掘で不明。北東部の周堤に1辺43mの方形の別区とよぶ造出しがある。墳丘と別区から,円筒形象埴輪や石人(せきじん)・石馬をはじめ各種の石造品が発見され,「筑後国風土記」逸文との対比から,継体天皇22年誅殺とある筑紫君磐井(いわい)の墓とされる。実年代と被葬者の判明するまれな例として貴重な古墳。国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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