今井宗薫(いまいそうくん)
生没 1552~1627.4.11 織豊期~江戸前期の堺の商人・茶人。宗久(そうきゅう)の子。名は兼久。通称帯刀。号は単丁斎。豊臣秀吉に茶頭(さどう)として仕えた。1599年(慶長4)秀吉の遺命に反して徳川家康の子松平忠輝と伊達政宗の女五郎八(いろは)姫との婚儀に尽力したため,高野山に追放された。関ケ原の戦以後は徳川方についたが,1614年大坂冬の陣が始まるとスパイ容疑で一時大坂城に監禁された。のち徳川秀忠・家光の各将軍に茶頭として仕えた。父宗久以来の所領を守り,旗本今井家を成立させた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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