過去に人類(集団)がかかわって残した「モノ」の総称。考古学研究に欠かせない基礎資料。広い意味では遺構をも含むが,一般的には建造物や構造物のように固定されたものを除く動産的な「モノ」をさすことが多い。大別して人工遺物と自然遺物がある。人工遺物は各種の器物・道具など加工されたもので,材質によって土器・石器・木器・金属器・骨角器などに分類される。自然遺物は動植物や昆虫・魚介類などの遺存体をいう。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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