伊波普猷(いはふゆう)
生没 1876.2.20~1947.8.13 大正・昭和期の沖縄学者・民俗学者・言語学者。那覇市出身。東大卒。琉球古謡「おもろさうし」を中心に郷土資料の収集を行いつつ,伝統文化の価値を説き,沖縄図書館設立運動などさまざまな分野で啓蒙活動に専念。1925年(大正14)の上京後は,柳田国男や折口信夫(しのぶ)と交流しながら,在野の研究者として民俗学・歴史学・言語学の各方面で沖縄研究の基礎を築いた。著書「おもろさうし選釈」「をなり神の島」「沖縄考」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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