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井上日召(いのうえにっしょう)

生没 1886.4.12~1967.3.4 昭和期の国家主義者。群馬県出身。早大・東洋協会専門学校中退後,1910年(明治43)中国に渡り参謀本部の諜報活動に加わる。のち茨城県大洗海岸の立正護国堂にこもり,暴力による国家革新運動を企図。32年(昭和7)5・15事件の先駆けとして小沼正(おぬましょう)・菱沼五郎を指揮して井上準之助と団琢磨(たくま)を暗殺させた(血盟団事件)。無期懲役となるが,40年に仮出所。第2次大戦後は54年に護国団を結成し,講演活動を行う。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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