井上毅(いのうえこわし)
生没 1843.12.18~95.3.16 明治期の官僚・政治家。号は梧陰(ごいん)。熊本藩出身。維新後官界に入り,司法省・法制局で累進。大久保利通・岩倉具視(ともみ)・伊藤博文の下で立法政策にたずさわり,明治憲法や教育勅語の起草に重要な役割をはたした。臨時帝国議会事務局総裁として議会開設準備にあたり,第1次山県内閣の法制局長官として第1議会に臨んだ。藩閥政府内の議会尊重派として知られる。第2次伊藤内閣の文相として学制改革にあたったが,肺病で死去。子爵。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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