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伊藤東涯(いとうとうがい)

生没 1670.4.28~1736.7.17 江戸中期の儒学者。仁斎の長男で古義堂の2代目。名は長胤(ながつぐ),字は原蔵(源蔵・元蔵),東涯は号。温厚な長者で父や弟たちを支えて古義学の隆盛をたすけた。仁斎遺著の編集・刊行に努め,自身も「訓幼字義」などを刊行。中国語学・制度史・儒教史などの基礎的分野の研究にも精励。「用字格」「名物六帖」「制度通」「古今学変」などは,堅実な学風と博識を示す著で,学界に大きく貢献。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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