伊勢街道・参宮街道とも。広くは伊勢神宮へ行く道の総称だが,ふつう,平安時代には東海道を鈴鹿駅で分岐して伊勢神宮に至る道をいい,江戸時代には東海道の四日市―石薬師宿間の日永の追分から分岐して伊勢神宮に至る約17里半の道筋をいう。神戸(かんべ)・白子(しろこ)・上野・津・松坂・小俣(おばた)・山田の7宿があり,東国からの伊勢参宮者で賑わったほか,東海道と伊勢・志摩両国や南紀を結ぶ交通路であった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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