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伊豆金山(いずきんざん)

静岡県伊豆地方に散在した金銀山の総称。主要鉱山の土肥(とい)金山は1577年(天正5)発見,50年にわたって稼行した。縄地金山(河津町)は文禄・慶長期頃から稼行し,ほかに修善寺・瓜生野(うりゅうの)・毛倉野(けぐらの)・青野などの金山がある。最盛期は1606~07年(慶長11~12)のごく短期だったが当時佐渡金銀山に匹敵し,佐渡奉行の大久保長安が代官を兼務した。明治期に稼行が再開され,土肥・清越(せいごし)・持越(もちごし)・大仁(おおひと)・河津・縄地などの諸鉱山があったが,1987年(昭和62)までにすべて閉山。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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