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医書大全(いしょたいぜん)

中国の明の医学書。1446年頃の出版か。元の孫允賢(そんいんけん)の「医方集成」を熊彦明が増補した「医方大成」を,さらに熊宗立(ゆうそうりゅう)が増補。医学の全分野にわたって平易に説明。日本でも1528年(享禄元)阿佐井野宗瑞(そうずい)が板刻出版。それまで日本では「和剤局方」にもとづく局方医学が中心だったが,「医書大全」の医方と「傷寒論」の医論により著しい進歩を遂げた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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