1194年(建久5)の建築で,現存する最古の木造多宝塔。初重の平面が大きく高さが低いため,安定感のある整った外観をもつ。初重内部は,四天柱の後方に来迎壁を設け須弥壇(しゅみだん)に大日如来像を安置。四天柱・長押(なげし)・天井・扉回りなどに極彩色の仏画・文様を描く。慶長年間の修理で軒回りや小屋組・扉などをとり替えた。高さ16.3m。国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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