1. 用語
  2. 日本史 -い-
  3. 石山合戦(いしやまかっせん)

石山合戦(いしやまかっせん)

1570~80年(元亀元~天正8)の織田信長と石山本願寺・一向一揆の戦。信長の矢銭徴収や石山退去要求によって両者の関係が悪化し,70年9月12日,本願寺が挙兵した。本願寺の顕如は各地の一向宗門徒に決起を促し,浅井氏・朝倉氏・武田氏ら時々の反信長勢力と同盟関係を結んで反抗したため,畿内・東海・西国にわたる戦となり,和睦と戦争がくり返された。76年4月から石山籠城戦が開始され,信長は補給を支える雑賀(さいか)衆・毛利水軍と戦うが,信長軍に裏切りがあいついだ。80年閏3月,本願寺が勅命講和をのんで終結。それまでで最大の一向一揆を屈服させたことで,信長の天下統一は一挙に現実化した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう