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石敢当(いしがんとう)

「せきがんとう」とも。道の辻や路地の入口,屋敷の表門にたて,「石敢当」の3文字を刻んだ小さな石碑。邪鬼の侵入を払うもの。沖縄地方に多くみられ,青森県まで分布する。俗に奄美地方では魔物払い石の意でマジムン・パレ・イシ,当りの意でアタリ,久米島では突当り石の意でチチャーイシという。石敢当の文字は「敢当」は無敵の意で,中国古代の石姓の武将をさすとする説と,石そのものがもつ威力の意とする説とがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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