生没 ?~1594.8.23 織豊期の盗賊。1594年(文禄3)に京三条河原で極刑に処された。江戸時代になると歌舞伎や人形浄瑠璃の題材にとりあげられ,それらを通じて五右衛門の虚像が拡大・定着していった。一連の作品は五右衛門物と総称され,義賊あるいは天下国家を狙う大盗賊として描きだされた。代表的な作品に「金門五山桐(きんもんごさんのきり)」(1778初演)がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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