伊沢蘭軒(いざわらんけん)
生没 1777.11.11~1829.3.17 江戸後期の医学者・儒者。名は信恬(のぶさだ),号は蘭軒など。備後国福山藩侍医伊沢長安の長男として江戸に生まれる。目黒道琢(どうたく)・武田叔安(しゅくあん)らに師事し医学を学び,また儒学・本草学も修めた。1806年(文化3),長崎に遊学し唐人医師と交わり,のち福山藩の侍医・儒官となった。門人に森立之(りっし)・渋江抽斎(ちゅうさい)らを出し,頼山陽・大田南畝(なんぽ)らと親交があった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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