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伊賀越の敵討(いがごえのかたきうち)

1634年(寛永11)11月7日,備前国岡山藩士の渡辺数馬(かずま)が姉婿荒木又右衛門の助太刀をえて,弟の敵である同藩士河合又五郎を伊賀上野城下の鍵屋の辻で討った事件。のち,曾我兄弟・赤穂浪士の敵討と並ぶ三大敵討の一つとして人形浄瑠璃・歌舞伎・講談・映画などの題材にされ,伊賀越物と総称される一連の作品がうまれた。代表的なものに人形浄瑠璃「伊賀越道中双六」(1783初演)がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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