軍機軍令を扱う統帥機関の長と陸海軍大臣が,内閣とは別個に天皇に上奏すること。帷幄とはとばりをめぐらした場所のことで,最高指揮官の本営をいう。本来なら閣議または総理大臣の了解をえたうえでなされるはずの軍政上のことがらについても,内閣と軍部が意見を異にした場合などに,軍部大臣が独自に反対意見を上奏してしばしば問題となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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