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岩版(がんばん)

入組(いりくみ)文・渦巻文などを線刻した板状の石製品。人面を表した文様をもつものもある。青森・岩手両県を流れる馬淵(まべち)川流域で縄文晩期初頭に出現し,関東地方まで分布が及ぶが,のちに土版(どばん)にとってかわられる。土版と同じように護符的な性格をもつと考えられている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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