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観音寺城(かんのんじじょう)

滋賀県近江八幡市安土町にあった中世の山城。近江国守護佐々木(六角)氏の居城。応仁・文明の乱の際,六角氏はしばしば観音寺城に籠城し,1487年(長享元)と91年(延徳3)には室町幕府の討伐をうけ落城。発掘の結果,永禄期(1558~70)に大規模な整備が行われ,最も早い時期の総石垣の城と判明。しかし屋敷の集合体にとどまり,求心的な構成を造りだせなかった。1568年(永禄11)上洛をめざす織田信長に攻められ落城し,廃城。城跡(近江八幡市・東近江市)は国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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