1905年(明治38)から06年8月までの1年間,関東州・南満州鉄道付属地の行政機関。05年9月関東総督府勤務令が制定され,11月業務を開始。軍事命令による軍事機関で遼陽におかれた。長官である関東総督は天皇に直属し,軍隊などの諸機関を統御,関東州の守備,民政監督などを任務とした。中国官吏との対立が避けられず,06年平時命令の機関である関東都督府に改められた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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