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観心本尊鈔(かんじんほんぞんしょう)

日蓮の著作。「如来滅後五五百歳始観心本尊鈔」の略。1273年(文永10)配流先の佐渡一谷で著された。日蓮宗学では人開顕の書「開目鈔」に対し法開顕の書とされ,最重要著作の一つとされる。末法において信仰すべき本門の本尊と本門の題目を説き明かしたものという。日蓮の真筆本が千葉県中山法華経寺に伝わる。国宝。「昭和定本日蓮聖人遺文」「日本思想大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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