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完新世(かんしんせい)

後氷期・沖積世・現世とも。第四紀を二分した後期の地質時代で,1万年前から現在までの時代。更新世末期の最終氷期最盛期(1万8000年前)以降におきた地球的規模の温暖化は完新世以降も進み,約7000年前前後の数千年間にヒプシサーマル(高温期)をむかえた。この時期,日本列島の大半は現在よりも温暖で,海面も数m高かったといわれる。7000年前以降,気温はわずかながら上下変動をくり返し,海面も小規模な海退・海進がおきて現在に至る。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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