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関西貿易社(かんさいぼうえきしゃ)

明治前期の商社。大隈財政末期の直輸出奨励による殖産興業・正貨蓄積政策に呼応して,1881年(明治14)五代友厚(ともあつ)らが設立。北海道産品の対清国直輸出を計画し,開拓使官有物払下げによる北海道開発に関与,明治14年の政変の原因となった。払下げ中止後は,北海道昆布取引や上毛繭糸(けんし)改良会社などの生糸直輸出に,資金供給などを通して関与したが,83年に解散。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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