川端玉章(かわばたぎょくしょう)
生没 1842.3.8~1913.2.14 明治・大正期の日本画家。京都生れ。蒔絵師(まきえし)の子。名は滝之助。号はほかに敬亭,晩年は璋翁。円山派の中島来章,南画家小田海僊(かいせん)に師事。上京後は一時高橋由一(ゆいち)に学び,円山派の写生に洋画の手法を融合させた画風を確立した。東京美術学校教授・古社寺保存会委員・帝室技芸員を歴任。第1回から文展審査員を務める。川端画学校を創設し,門下から平福百穂(ひゃくすい)・結城素明らが輩出。代表作「墨堤春暁図」「桜花鶏図」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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