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河井継之助(かわいつぐのすけ)

生没 1827.1.1~68.8.16 幕末・維新期の越後国長岡藩士。父は代右衛門秋紀。名は秋義。江戸に出て佐久間象山(しょうざん)・古賀謹堂に学び,長崎に遊学して開国論者となる。郡奉行・町奉行から執政に進み,その間藩を説いて長州再征参加を中止させ,また財政改革に努めた。1867年(慶応3)藩主牧野忠訓(ただくに)に従って京に入り,大政奉還に反対。戊辰戦争開始後に長岡に帰り,藩を中立の立場にたたせた。北陸征討軍が迫ると,5月小千谷(おぢや)に東山道軍軍監岩村高俊を訪ね中立の趣旨を弁明するがいれられず,官軍に抗戦を決意。陥落した長岡城を奇襲により奪還するが,このおりの傷がもとで,会津へ赴く途中会津藩領大沼郡塩沢村で没。旅日記「塵壺(ちりつぼ)」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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