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狩倉(かりくら)

狩蔵・狩庭(かりば)とも。中世,荘園領主や在地領主が狩猟のため囲いこんだ山野。平安後期には和泉国大鳥神社ほか各地の神社に狩猟神事を営むための狩倉・狩庭が成立した。鎌倉時代には荘園領主や在地領主により多くが囲いこまれた。巻狩や騎射などの戦闘技術を養う軍事訓練の場でもある。一般百姓の立入は堅く禁じられていたが,中世中期以降しだいに形骸化した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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