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唐物(からもの)

中国などから舶載された物品の総称。本来は中国唐朝の物品というほどの意味だったが,唐の滅亡後も中国を唐とよんだように,明治期に至るまで舶来品の代名詞として使用された。ただし江戸時代には「とうぶつ」と読み,ヨーロッパなど中国以外からの輸入品をも意味した。なお時代によって,唐織物・唐物茶入・唐物点(からものだて)など特定の物品の略称としても用いられた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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