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鴨長明(かものちょうめい)

生没 1155?~1216.閏6.- 鎌倉前期の歌人。京都下鴨社の禰宜(ねぎ)鴨長継の次男。通称菊大夫。名は正しくは「ながあきら」。和歌を歌林苑の主宰者俊恵に,琵琶を中原有安に学んだ。1200年(正治2)後鳥羽上皇の「正治二度百首」に参加。01年(建仁元)和歌所寄人(よりうど)に抜擢された。04年(元久元)河合社の禰宜に就任しようとしたがはたせず出家(「文机談」の伝える異説もある),大原で隠遁生活を送る。法名蓮胤。08年(承元2)日野に移住。11年(建暦元)飛鳥井雅経とともに鎌倉に下向し源実朝と面談した。翌年3月「方丈記」を執筆。家集「鴨長明集」,歌学書「無名抄(むみょうしょう)」,仏教説話集「発心集(ほっしんしゅう)」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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