蒲生君平(がもうくんぺい)
生没 1768~1813.7.5 江戸後期の思想家。尊王論者として有名。姓は福田のち蒲生。名は秀実,字は君臧・君平,通称は伊三郎。修静庵と号する。下野国生れ。同国鹿沼の鈴木石橋(せっきょう)に儒学を学んだのち藤田幽谷(ゆうこく)・林子平(しへい)と交わり,朱子学の名分論にもとづいて尊王思想を説く。海防をはじめ時世の改革論を唱え,諸国を歴遊。代表的著書「山陵志」は山陵復興運動や尊王論の先駆となる。寛政の三奇人の1人。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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