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紙芝居(かみしばい)

物語を10枚ほどの絵にして箱形の枠にいれ,順にみせて説明する絵解きの一種。幻灯を利用して人物の動作を表現した近世末期以降の錦影絵・写し絵が原形ともいう。昭和初期に出現し,香具師(やし)支配の飴売り行商のおまけとして街頭で演じられた。東京都荒川区町屋には戦前多くの紙芝居作家・画家が居住し,貸元(かしもと)・絵元(えもと)とよぶ元締役も集中して絵芝居のメッカをなした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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