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上方(かみがた)

室町時代から皇居のあった京都をさした語として用いられた。江戸時代,政治都市として発展した江戸を中心とする関東に対して,京風文化の浸透した山城・大和・河内・和泉・摂津の五畿内に近江・丹波・播磨を加えた8カ国をいう。あるいは東海道筋・中国筋・四国筋・西国筋・北国筋の総称,または五畿内以西の全地域をさす語としても用いられた。現在では京都・大阪を中心とする一つの文化圏・経済圏をさす場合が多い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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