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釜石鉱山(かまいしこうざん)

岩手県釜石市およびその周辺の鉄鉱山。享保年間(1716~36)の発見。釜石鉱山の鉄鉱石を利用して,1857年(安政4)大島高任(たかとう)が木炭高炉による製銑作業を開始。74年(明治7)官営となるが,83年業績悪化のため官営を廃止し,87年田中長兵衛に払い下げられた。鉱石の品質もよく,釜石銑は軍需素材として重要な資源とされた。その後,三井鉱山・日本製鉄などと経営主体は交代したが,釜石製鉄所に鉄鉱石を供給し続けた。現在は休山中。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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