日清戦争の賠償金2億3150万テール(邦貨換算約3億6000万円)を準備金として金本位制を定めた法律。1897年(明治30)10月1日施行。同法は純金の量目2分(0.75g)をもって価格の単位と定め,円と称し,貨幣の算則は十進法を採用,円・銭・厘の貨幣単位を定めた。また1円金貨幣を本位貨幣として無制限通用を認めるとともに,銀銅貨幣を1円までの補助貨として制限通用とすることを規定。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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