歌舞伎座(かぶきざ)
東京の劇場。1889年(明治22)11月,福地源一郎(桜痴(おうち))と出資者千葉勝五郎が京橋区木挽(こびき)町(現,中央区銀座)に建設。経営は安定せず,田村成義(なりよし)が参画して96年に株式会社となった。1914年(大正3)から松竹(まつたけ)合名社が実質的経営にあたり,31年(昭和6)に劇場も松竹(しょうちく)興行の所有となった。火災や震災で再建をくり返し,戦災でも焼失。復興に際し株式会社歌舞伎座を創立して建築物を所有し,経営は松竹が担当。2013年(平成25)には新しい建物が完成した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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